260余りの島からなる、松島

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「松島や ああ松島や 松島や」という句で有名な宮城県松島は、京都の天橋立、広島の宮島(厳島)と並んで日本三景の一つに選ばれています。およそ260もの島々と松島湾を囲む松島丘陵も含む地区が日本三景に選ばれた松島です。

四大観から見る松島

松島湾に浮かぶ島々を見るなら「四大観」と呼ばれる場所がおすすめです。それぞれの場所から眺める景色の印象からそれぞれに「麗観」に「偉観」、「壮観」、そして「幽観」という別名がついています。「麗観」と呼ばれるのは「富山」です。かつて明治天皇も登られた由緒ある場所です。山頂には奥州三観音の一つである富山観音があります。「偉観」である「多聞山」は七ヶ浜町の北端、代ヶ崎の断崖から砕け散る波が見下ろせるうえ、塩釜港に出入りする船舶の往来も見渡すことができます。「壮観」の大高森は、松島の対岸にある宮戸島のほぼ中央にある峰です。山頂からは松島湾と蔵王連峰が見渡すことができます。「幽観」にあたる「扇谷」は双観山の後ろにある高地で、頂上からは松島湾の入り江が扇のように見えます。紅葉スポットとしても有名です。

遊覧船から見る松島

松島の景色を楽しむならクルーズもおすすめです。ルートはいくつかあります。主なルートは松島湾一周、松島から塩釜、松島から嵯峨渓が一般的なルートです。クルーズの良い点は、島々を近くから見ることができ、島々の説明を聞くことができます。遊覧船は五大堂の近くから発着しています。260ある島々の中でも人気のあるのが「鐘島」です。島の絶壁には4つの穴が開いているので、大波が打ち寄せると鐘のような音がします。見る角度によって景色が変わるのもこの島の魅力の一つです。烏帽子兜に形が似ているのが「兜島」、鎧の肩掛け帷子に形が似ている「鎧島」、クジラと亀に見立てた「鯨島」「亀島」は二つ合わせて「双子島」と呼ばれています。クルーズの楽しみは景色だけではありません。たくさんの海鳥がすぐ近くを飛んでいくので餌付けを行うこともできます。